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産後セルフケアインストラクターの研修
吉祥寺4月コース1週目報告

まずは自分だけじゃないんだ、と気づく。そして、有酸素運動と言葉を紡ぐ機会を得る。

産後セルフケアインストラクターの竹下浩美です。
木曜日に開催している中野教室が今月は火曜日開催のため、今月は、マドレボニータ代表吉岡マコが開催する『産後のボディケア&フィットネス教室』吉祥寺4月コースにアシスタントに入っています。ご参加者皆さんに伴走しつつ、現場で学ばせてもらう1か月間。

去年の4月もこの場所にいました。その時は産後4か月。子どもは保育園に託し、慣らし保育期間中は夫にお迎えをお願いし、仕事に復帰する為にこの場で学んでいました。あの時は、ご参加者の皆さんと同じくらいの赤ちゃんを育てる母でもあったんだなぁとか、この場に来ると、色んな時期のことを思い出し、そこ頃の自分自身とちょっと比較してみたりする場でもあります。2008年9月には一人目の産後、養成コースを一時中断し赤ちゃんと一緒に通ったなぁとか(下記はその時の卒業写真...若い!皆わかい!)、そのもっと前は妊娠中に、、、って止まらなくなるので、別の機会に書きます^^;
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産後ケアに取り組んだからこそ、今の私があるというのはいつでも変わりません。
この日のスタジオで聞かれた声「腰が痛い」「肩が痛い」「膝が痛い」痛いところは沢山。
「体重は落ちたけど、体型が」「体重が戻らない」など体の悩み。
「体力が落ちた」「もっと育児を楽しめるようになりたい」や
「いつもトイレに間に合わないのでなんとかしたい」というマイナートラブルに悩んでいる方も。
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色んな変化があっても「こんなもんか...」と諦めず、体を動かすことで改善したり予防したり、変化した体だからこそ動かすことで向き合っていく。体力を回復させ、筋力をつけていくことで、「こんなもんか」と諦めていた思考そのものも変わっていく。

そして更に自分のことに向き合うのが後半のプログラム。
隣りの人に話しをする時間なんだけれど、お互いのことを知ると同時に自分のことにも向き合うそんな時間。 

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「この人なら結婚できると思ってしたはずなのに、、、どうしようもできなくて悶々としていた。何か糸口が見えそうでこの一か月楽しみ」
と話してくださった方も。パートナーとの関係性が変わってしまってプンプンしていたって、イライラしていたって、「このままじゃいやだ!」と思っている人が大半だと思う。
夫はいないもの、夫は長男みたいなもの、とか、本当にそれで良し!とはじめっから思っているわけではないんですよね。どうにかしたかったけれど、どうにもできなかったから諦めるしかなくなってしまった...
どうしたらいいのか、この状況をどう打破していいのかわからないということなんですよね。

じゃぁどうしたらいいの?というと、自分だけじゃないってことを、まず知る。
そして、有酸素運動をして体力をつける。体力がつくとプンプンしているような時間も減ってくる。
更に、本当のテーマに気づくこと。体が元気になってくると少し余裕が出てくる。余裕がでてきたら、どんな関係性でいたかったんだろう?と考える。
元気になったら、考えるにも、考えた末に自分のおもいを伝えるにも言葉が必要だからこうして話す時間を通して言葉を取り戻していく。このプログラム、本当に良くできています!

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最後は、家に帰ってからもできるようなセルフケアをお伝えしていますが
色んな話しが出た中でもう一つ書いておきたいこと、24時間365日笑顔で赤ちゃんと一緒に過ごせるのか?ということ。誰かとずーーーっと一緒にいるちいうこと、しかも密着状態、こちらの言葉は伝わらない、あちらの言いたいこともわからない...この状態で120%幸せですか?って、そう思い込もうとしてもそれだけではないのが現実なんですよね。

マコ先生が「赤ちゃんって圧倒的な他者」という表現をしていたんだけれど、ずーーーっとお腹の中にいて、更に出て来たらほとんど密着...他者とは思えなくなっているのも現実なのかも。だから、一緒にいることがあたり前みたいになってしまって、周りからも母親なんだからとそれをあたり前のように押しつける。でも、母親じゃなけりゃ、なんてことはないんだと。

産後の弱っている時は本当に私以外の皆が幸せなように見える。これもまず私だけじゃないって知ることが大事だし、自分のための時間をつくったり、体を整えたり、自分自身が抱えている様々な葛藤としっかり向き合うことが大事なんだとつくづく思う。 

産後ケア教室を毎月週3回とか開催していると同じ様な話題が毎回出るものです。
でも、人が違えば悩みの本質が違ったり、共通していることがあったり、新たな気づきを得られたり...現場ならではの声が聞けることが楽しいです。このメンバーでの一か月がとっても楽しみです^^.